自分らしさを取り戻し、穏やかに笑顔で過ごすための漢方習慣

東京で漢方相談を行っています♪ こころの不調、月経前のイライラや落ち込み、月経痛などのご相談を承っています!

調子が悪いとき、どう過ごしますか?

思うように調子が出ないとき

体調があまり良くないとき

なんとなく気分が上がらないとき。

 

そんなとき皆さんはどうしていますか?

 

気づかない振りをする?

無理矢理にでも身体に鞭を打って動く?

カフェインや栄養ドリンクをガンガンに補給して、

テンションを上げる?

いさぎよく早く寝る?

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わたしの話で恐縮なのですが、

わたしはそんなとき、「あ〜…調子が悪いな〜」と、まず思います。

 

「この感覚は身に覚えがあるな、生理前かなー」

「昨日お酒を飲んだから肝臓が疲れている?」

「最近、寝るのが遅かったっけ?」

「起きる時間や食べる時間、ここのとこバラバラだった?」

「味が濃いものや水を飲み過ぎて身体が重くなってる?」

「気圧低いかも...」

 

などなど、最近の出来事で思いつくものを考えたら

「まー、そういう日もあるか…」

と、諦めます。

 

無理に元気を出そうとしたり

「こんなのは自分じゃない」と否定したり

「いやいや、停滞している暇はない」と動き回ったり

抗うことはやめました。

 

そうは言っても生きていかなくちゃならないので

その日のテンションでできることを無理なくやる、と決めると

すこーし楽になりました。

(でも患者さんと話す場面は別!!そこはプロとして👹👹笑)

 

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「いつでも明るくて元気で笑って活動的な自分」でいたら

愛される、受け入れられる、安心してもらえる、ということを

ずっと学んできたのだなーと思います。

 

頑張れない自分

弱い自分

テンションが低い自分

体調が優れない自分

笑えない自分

グズグズ聞き分けのない自分

そんな自分を全部全部押し殺して

無理をして笑って、明るく振る舞って、精力的に動いて。

全然何も感じていないような平気な顔をして。

 

本当の自分を見て欲しい

本当の自分を知ってほしいとずっと思ってきたくせに

自分自身は、自分のネガティブな感情から目を背けて。

 

月経前で感情がうまくコントロールできなくて辛いとき

母親に分かってほしかった

優しい言葉をかけてほしかったのに

今じゃ自分自身で、自身を厳しく扱って。

 

もう十分に頑張ってきた

辛い中で、よくやってきた

明るくなくても元気がなくても

もう誰も何も思わない、

無理して頑張って笑わなくても

大丈夫だよと

 

わたしは調子が悪いときは言い聞かせて

ゆっくりゆっくり過ごします。

 

いつでも精力的に動いてないと

なにかを得てる感覚じゃないと

何かを生み出してないと

元気で明るくないと、

不安になる方は多いんじゃないかなー

 

その根っこに何があるのか

考えてみても良いかもしれませんね☺︎

 

そして患者さんと話をするとき、

もちろん、どんどん良くなってくれたら嬉しい。

でも、その方の調子が悪いときも、どっしりと寄り添える自分でいたい。

 

「いつだって、どんなときも、調子良くいてほしい」

というのはわたしの傲慢でしかない、と思う。

それはわたしがいつも、されて苦しかったこと。

 

体質の見立てや薬の選び方が正確だったか?

他に選択肢は無かったか?

本当にそれがベストだったか?

を突きつけられるので苦しくもあるけど

それを受け入れて悩むのがわたしの仕事。

 

一番大事なのは、患者さんが「どう感じているか」を

正直に話してくれること。

「いつもいい状態でいること」を無意識で強要することは

患者さんを追いつめかねないと思うから。

「どんな状態にいても受け入れるし、どんなときも解決策を探していくよ」

という姿勢を、いつも貫いていたいなと思います。