自分らしさを取り戻し、穏やかに笑顔で過ごすための漢方習慣

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人が持つエネルギー

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朝が来るのが楽しみになる毎日へ

 

 

おはようございます!

いつもTwitterやblogを読んだくださり、ありがとうございます。

 

 

今日は、突然ですが、「気」の話をしたいと思います。

 

...あ、引かないで〜、回れ右しないで〜。笑

目に見えないけど、確かに存在するものを中医学では「気」と定義しています。

(更に引いちゃった...? 笑 興味があれば読み物として読んでみてください!笑)

 

「気」という概念は、西洋医学には無い考え方です。

 

例えば、イメージしてほしいのですが、

 

人間の血液は、体内にとどまっているときは、ドクドクと脈をうち、体内を巡っていますよね。

ですが、例えば怪我をしてしまい、膝から血が出てしまったらどうでしょう?

ひとたび外に出たその血は、ひとりでに動きますか?

動きません。

なぜなら「気」が宿っていないからです。

(神奈川/杉山薬局/杉山卓也先生の講演会での例えを参考にさせて頂いています。とても分かりやすく、ずっと印象に残っています。)

 

もうひとつ。

 

不妊治療のひとつに体外受精というものがあります。女性から卵子を取り出し、精子を振りかけることで受精させる治療法です。

 

男性の体外に出た精子は、さきほどの血液とは違い、ひとりでに動きます。

なぜでしょう?「気」があるからです。「生命力」とでも言いましょうか。

 

そして受精卵は、うまくいけば、ひとりでに減数分裂を繰り返し、「胚盤胞」とよばれるものに変化していきます。

変化できるのは「気」があるからです。

残念ながら「気」が足りない場合は、減数分裂がなされず、胚盤胞まで到達せず、成長が止まってしまいます。

 

人間の身体の外に出ているものが、ひとりでに、勝手に、変化していく、というのは、よくよく考えてみると、不思議なことですよね。


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今年の初めに祖母が亡くなり、大人になって初めて?かな、命が宿っていない肉体を間近で見ました。夜遅くまで一緒の部屋に居て、おでこを触ったり、髪をなでたり、祖母と最後の時間を過ごしました。

 

今にも祖母は目を開けて「おはよう!」と起き上がりそうなのに、、、と不思議な感じがしました。

 

「気」が宿っていない祖母の身体は、冷たく硬く、気配も、もちろん息遣いや感情も感じられない、物質としてそこに存在していました。

 

 

生きているわたしたちは、「気」を持っています。

 

それは目には見えないけれど、確かに存在し、その人の人間らしさや、纏う雰囲気や、感情となって表現されます。

 

漢方薬、そして漢方薬局は、

この、西洋医学では扱うことのない「気」を大切にしているとも言えます。

 

 

「あの人に会うと気分が良くなる」

「あの人と話すと気持ちが晴れる」

「あの場所に行くと元気になれる」

 

 

皆さんも感じたことがありますよね。

その感覚をもっと大事にしていきましょう。

 

頭で考えるのも大事だけど、感じることを怠らないようにしましょう。

 

気持ちよくなれること、

気分良く過ごせる場所、人

自分が心地よくなれること、

 

そういったものをたくさん探して、自分に合う合わないを見極めていきましょう。

 

もちろんわたしもまだまだ練習中!

 

そして「会うと元気になれる」人になれるよう、もっとレベルアップしていきます。

まずは自分から、自分の「気」を整えて、磨いていきたいなぁと思います。

 

皆さんはどんなエネルギーを持っていますか?

それは日によって、体調や気持ちの状態によって、変わるものだと思います。

常に、は難しくても、寝る前5分間だけでも、できるだけ良い状態で、気分良く、気持ちよく、リラックスして過ごせると良いですね。

 

そのためにできることをまた発信していきたいと思います。

 

(今日はちょっと感覚的で、抽象的なblogでした〜)