自分らしさを取り戻し、穏やかに笑顔で過ごすための漢方習慣

東京で漢方相談を行っています♪ こころの不調、月経前のイライラや落ち込み、月経痛などのご相談を承っています!

身体からのサインを見逃さない?

"身体からのサイン"を見逃さないというのは

言葉にしてみると陳腐で、簡単そうに見えるのですが

実践しようとするとなかなか難しい気がする。

 

それは、そのサインは自分にとったら"よくあること”だったり

"当たり前"だったり”こういうものだ”と諦めていたりするから。

あとは、往々にして「自分はまだ大丈夫」「まだやれる」「こんなんでだめになってたらだめだ」とか、そういう風に思う人が多いからではないかと思う。

我慢強い人ほど、真面目な人ほど、身体のサインに気づきにくい。

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わたしも中医学を学び、この世界に入るまで驚くほど自分の身体に鈍感だった。

 

高校時代、ストレスや疲れが溜まってくると口唇ヘルペスが必ずできた。

「またか…こんなんでできるなんて、なんてもろい身体なんだろう」

と、痛みを我慢して部活で楽器を吹き続けた。

 

またあるときは、ほとんど毎晩、信じられないくらいの量の飲食をし

毎朝吐き気と胃もたれで目覚めるのも普通になり、

浮腫んだ顔にも見慣れ、何の違和感も持たなくなった。

 

昔は朝ご飯を食べる習慣がなかったから

午前中に力が入らなくてエンジンがかからないのも当たり前だと思っていたし、

(朝ご飯を食べるようになって、その違いに、本当に驚いた!!!)

人前で話す時に心臓が飛び出そうなほど動悸がして顔が火照り平常心でいられないくらい取り乱すのも、"これがわたし"だと思っていた。

月経前にやってくる憂鬱なんて中学生の頃からで

母親に訴えても理解してもらえなかったから

そんなもんなのか、わたしが弱いだけなのかな、と思っていた。

 

そうやって「それが普通」になっていく。 

 

 

今は仕事柄、もう少し鈍感なくらいがいいのかな?と思うくらい

少しの不調にも敏感になってしまったけど(笑)、

養生をはじめ、漢方薬を飲み

「自分にとって良い状態」がどういうものかを知れた、というのが大きいと思う。

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何を心と身体のバロメーターにするとわかりやすいかな?と考えていたのだけど

「明日の朝が来るのが楽しみ」という感覚なのではないかな〜と最近思う。

心と身体のどちらもうまく行っていなければ、この感覚は得られないのではないかな。

心のバランスが取れていても、身体がボロボロなら、もうずっと眠っていたいだろうし

身体の調子が良くても、心がボロボロなら、朝なんてきてほしくないだろうし。。

 

「毎朝起きて生きられる事が心の底から嬉しい」

と思える人が増えるといいな〜という想いで相談をしているから

もし「そんな風に思えないな」というのであれば

心や身体のどこかを立て直すことを考えてみてもいいのかもしれないと思う。