自分らしさを取り戻し、穏やかに笑顔で過ごすための漢方習慣

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月経前にイライラするのはなぜ?〜原因編〜

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今回お話すること
①初めに
②月経前にイライラする理由(中医学的に解説)
③こんな人は要注意! 

↓↓もし興味があれば↓↓
④「イライラ」についての濱田の考察
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①初めに

月経前にイライラ…しますか?
この記事を見てくださるということは、、、、しますね?しちゃいますよね?
…おっと!わたしにイライラしないでね(笑)


今回のテーマは「月経前のイライラはなぜ起こるのか」について、中医学的な原因と、私の経験をふまえた考察を書いていきたいと思います。

恐らく中医学的なところは、皆さん何となく聞いた事があるかもしれませんね。でも何度でも伝えていきます。

そして、イライラに関しては、「こうすれば無くなるよ!」っていう決して単純な話ではないのですが、長年抱えている誰かのモヤモヤが少しでも晴れるといいなという気持ちを込めて書きます。

 

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②月経前にイライラする理由(中医学的に解説)

あなたは月経前、「何に」イライラしますか?

●部屋が散らかっている
家族が家事を手伝ってくれない
仕事で自分/他人のミスや言動が許せない
周りの何気ない一言にムカついてしまう
なんなら道を歩いている人にもムカつく…

漢方相談をしていると、
「普段は全然大丈夫なんですけど、月経前になるとイライラするんです!」
という言葉がよく出てきます。

うんうん、よくわかります。

中医学的に身体の状態を解説するとそれは、
「月経」の司令塔である「肝(かん)」という臓器の失調が原因です。

「肝」というのは、西洋医学でいう「肝臓」とは少し概念が異なります。
中医学は何千年も前に、自然現象や人体の観察を重ねに重ねて生まれた学問なので、人体を身の回りの自然や季節に比喩したり、「え?そことそこがつながってるの?根拠は?」と言いたくなるのですが、昔の医学者がそういう風に「発見したのだ」と一旦受け入れてもらえると助かります。笑


話を戻すと、「肝」は、春の樹木のように、伸び伸びと自由にしている状態を好み「我慢すること」や「押さえつけられること」を嫌がります。
そして、たっぷりの血液を蓄えるとスムーズに動き出し、穏やかな情緒を作り出してくれます。

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③こんな人は要注意!
下記のような状態にあると、「肝」が傷つきやすくなり、
「月経前のイライラ」が引き起こりやすくなります。

●日頃から「我慢」しやすい
●「怒り」の感情を感じることが多い
●自分を「伸び伸び」「思いっきり」表現できない環境にある
●言いつけやルールに縛られ、厳しく育てられた
●気をよく遣い、細かいことによく気がつく
●お酒をよく飲む
●就寝時間がいつも遅い(0時過ぎる)
●睡眠時間が少ない(6時間未満)
●目を良く使う(PC、スマホ等)
●集中や緊張を強いられる場面が多い
●胃腸が弱い
●食生活が乱れがち
等々…当てはまるものがありますか?


上記のような状況を続けると、「肝」が傷つき続けるので、
「月経前のイライラ」が悪化することはあれど、良くなる事は期待できません。

ではどうすればいいのか?
「肝」のケアについては次の記事に詳しく書いていきますね。

 

↓↓ここからはご興味がある方へ↓↓
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④「イライラ」についての濱田の考察
上記を大前提に踏まえた上で。わたしが思うのは、
「普段は大丈夫なんですけど…」っていうのは本当かな?ということ。 
「月経前」というのは、黄体ホルモンという「妊娠継続に関わるホルモン」が出ているため、例え妊娠していなくても、「自分の身を守らないといけない」という「本能」が出てくる時期なのだと思います。

そこで、普段「我慢できている(と思っている)」ことが、「月経前」という「本能に従わざるを得ない状況」によって、自分の本心が溢れ出てしまうのではないかな、と。

だから、「普段は我慢できるのに月経前になると我慢できないんです」
じゃなくて、
本当の本当は、「我慢できない」と心の奥底では思っているんじゃないかな、と。

だからこそ、「月経前に何にイライラするのか?」をきちんと把握するのは、
自分と向き合い、現実を少しずつ変えていくチャンス。

例えばわたしなら、月経前には、部屋が散らかっていると、
もーーーイライラするんです。(笑)普段は気にならないのに。
そこで考えたのが、それは恐らく小さい頃の記憶で、部屋が汚いと母親がイライラして、
家の雰囲気が悪くなってたのが関係あるのかもしれないな、とか、
だから本能的に「キレイにしなきゃ!!」という思いが強くなるのかな、とか、ね。

刻まれた記憶や感情が、「月経前」という本能的な時期にこうやって自分に教えてくれるのかな、と。それは人によって違うし、対処法も一概には言えないから、ぜひ皆さんも思い当たる節があれば考えてほしいな、と。

わたしの場合で言うと、月経が始まって気分がスッキリしているときに、掃除や片付けをして、月経前の自分が安心できるようにします。あとは、「少々片付いてなくても大丈夫だよ」と言い聞かせたり(笑)、「片付けられていない自分」をゆるしてあげるようにしています。(これがなかなか難しいんだ!

もちろん、漢方薬や日々の養生を取り入れることによって、症状がスッと和らぐ方もいるから、それはそれで素晴らしいし、良かったな、と思ってわたしも安心するのです。

「漢方飲んでるのに…」「ちゃんと養生してるのに…」
と行き詰まってる方がもしいたら、何か感じていただけたらな、と思い書いてみました。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
次は「肝」のケア方法を書いていきますね!

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