自分らしさを取り戻し、穏やかに笑顔で過ごすための漢方習慣

東京で漢方相談を行っています♪ こころの不調、月経前のイライラや落ち込み、月経痛などのご相談を承っています!

月経前の不調を抱えるパートナーを持つ方へ(前編)

今日は、月経トラブルで悩む張本人ではなく、
その方のパートナーへ向けて書きたいと思います。

 

「自分のパートナーは、いつもは優しくて素敵だけど、
月経前になると人が変わったようにイライラしたり攻撃的になる」

 

「パートナーのことは好きだけど、
どんな対応をとっていいか毎月分からなくて疲弊している」

 

わたしの漢方相談には、パートナーからの勧めで来られる女性も少なくありません。
月経前の不調によって苦しんでいるのは、本人だけではありませんよね。
家族やパートナー、職場の同僚など....周りも同じくらい辛いと思います。
 

わたしの経験と身体の観点から、どんなポイントに気をつけて、
どのように接したら良いのかをお伝えする事で、
少しでも2人の関係が良好なものになるといいなと思います。

 

この記事で伝えたいこと、

ぜひ実践して頂きたいことは3つです!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
①月経予定日を2人で共有し、対策を練っておく

②感情を "ぶつけてしまう" のは彼女の問題。毅然とした態度を崩さない。

③病院の受診、心理カウンセリング、漢方相談等をすすめる

④最後に

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では1つずつ解説します!!

 

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①月経予定日を2人で共有し、対策を練っておく

まずはここから始めましょう。

2人で共有できるカレンダーアプリなどを使い、
彼女の月経周期、月経予定日を登録し、
いつ頃から気持ちが不安定になりそうか予測を立てておきます。

前回の記事にも書きましたが、"不穏の渦中"にいる時は、
身体が言うことを聞かないため、感情のコントロールも難しく、
あなたの優しさや気遣いをうまく受け取れないことがあります。
大切なのは「"事前"の準備と擦り合わせ」です。

 

⚫︎その時期には大きなイベントやお出掛けの予定を入れない
⚫︎2人で話し合いながら決めなければいけないような決断は、別の日にする
⚫︎月経が近づく前に部屋の掃除は徹底しておく

⚫︎月経前の不穏に襲われている時は、自分にはどんな対応をとってほしいか確認しておく(少しの冗談も通じなくなるから物理的に離れてほしい、疲れてしまうから家事をお願いしたい、音に敏感になるからテレビやPCの音は普段より下げて欲しい.... など)

 

月経前の女性は、疲れやすい、日中眠い、浮腫みやすい、やる気が出ない、
些細な事でイライラしやすい、落ち込みやすいなど
体力的にも精神的にも追い込まれます。
彼女の性格や志向にもよりますが、
普段と異なるシチュエーションや大きな決断を迫られる場面では、
さらにそれがストレスとなり、2人の関係を圧迫してしまうことになりかねません。
大事な予定や決断は、月経が始まって数日後の、
調子が良い時期に設定するなどの工夫があると良いと思います。

 

また、排卵後〜月経前に上昇する「プロゲステロン」というホルモンは、
免疫力を下げるため(異物である精子を受け入れ、受精しやすくするため)、
本能的に「感染」を想起させる、「汚い状況」に対して嫌悪感を示すようになります。

いつもは気にならない部屋の散らかり様が気になる、というのはこのためです。
(女性からのこの訴えはかなり多いです!)

 

ですから、パートナーの気持ちが落ち着いている低温期にしっかり掃除をしたり、
散らかりにくい仕組み作りをしたりすると良いかもしれません。

 

人によって理解してほしいポイントは様々です。
あなたのパートナーは何を求めているのか、
お互いの気持ちが落ち着いて、冷静に話ができる時に、
きちんと「言葉」にして確認し合いましょう。

 

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②感情を "ぶつけてしまう" のは彼女の問題。毅然とした態度を崩さない。

何より大事なのは事前準備だとお伝えしました。

しっかりと2人で擦り合わせをできたなら、後は彼女の頑張りにかかっています。
あなたは出来ることを精一杯やりました。
それでも尚、その渦中にパートナーに怒りや攻撃をぶつけられたなら、
あなたは自分の身を守ることを優先してください。

いくら大好きなパートナーでも、あなたはあなた自身を1番大事にするべきです。
どんな人も、あなたを傷つけていい理由はありません。

 

(悪意のない)些細な一言で過剰に怒りを露わにし、攻撃されたなら、
その場をすぐに離れて良いのです。
これはどんな関係でもそうですが、相手の感情は相手の責任です。

相手が自分で自分と向き合い、解決すべき問題です。(もちろん身体の不調からくるものなので、彼女の意思が弱いから性格が悪いから、では無いのですが、、)

あなたは毅然とした態度で、「どんな理由があったとしても自分を傷つけたり、攻撃したり、しないでほしい」と示しましょう。それは当然の態度です。とても難しいと思いますが、そこにあなたの強さが求められます。


そして、感情的になっているその場面で、
「解決しよう」「分かってもらおう」とするのは難しいので、
一度物理的に離れてお互い冷静になった後で(月経が始まった後で)、
2人で振り返りを行うと良いと思います。

 

 

長くなったので、続きは(後編)に書きます!

ご質問やご感想などがあればぜひコメント欄にお願いします!

 

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