自分らしさを取り戻し、穏やかに笑顔で過ごすための漢方習慣

東京で漢方相談を行っています♪ こころの不調、月経前のイライラや落ち込み、月経痛などのご相談を承っています!

症例①(月経前の不調)〜その2 ニ診から五診まで

前回の記事の続きです!

 

月経前の不調で悩む方に、解決の糸口のひとつとして、

漢方薬」という選択肢を持っていただけると嬉しいです。

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◆二診(X+14日後)
お話をお伺いしたその日は月経約1週間前。
下記のような変化をお話いただきました。


・胸や脇の張り、肩こりはいつもより少ない

・頭痛はまだある
・落ち込みは若干楽になったかも
・体が重い日があったが、「月経前だ」 ということを忘れていた
・過食を抑えられている(チョコなどを食べていない)
・不調なほどの冷えは今のところ感じていない
・会食をした後に下痢をして、 次の日の夕方まで何も食べられなかった。
・舌:尖紅、暗紫、薄白苔

 

<考察>
完全ではないものの、「いつもより何となく良い」 という体感は得られている。ただし、頭痛や肩こりなどの「血流」 の滞りはまだ改善の余地がありそう。
外食後にお腹を壊したということから、 やはり胃腸がそんなにお強くないのかもしれない、と情報をインプット。


<お薬>

・前回と同じものを3週間分
・血流を良くする漢方薬を、頭痛時頓服に飲めるように渡した

 

◆X+3週間後
メールあり。
・今日月経がきた
・月経前の胸の張りが今回なかった
・頭痛も頓服の薬を飲むと大丈夫だった
・ いつもは月経1日目に痛み止めを飲んでいるが今回は大丈夫だった

 

◆三診(X+4週間後)
排卵日付近に腰痛があった
・お腹がはる感じがする(特に月経前)
・便が細かったりコロコロしたりスッキリしない。 休みの日はそうでもない。
・月経前の過食抑えられている
  ・舌:尖紅、暗紫、薄白苔  

→平日と休日のお通じに差があることから、 ストレスにより気の巡りが悪くなる傾向が強いのかも。前回と同じお薬に加え、腸を整える乳酸菌製剤をプラス。


※四診は省略。

 

◆五診(X+9週間後)
・月経時、鎮痛剤を飲まなくても大丈夫だった
・経血に血の塊がなかった
・月経前の落ち込みがなかった
・胸の張り、過食なかった
・貧血の値が良くなっていた
・お腹が張らなくなった、排便があるとスッキリ感を持てた
・月経前の 頭痛、肩こり、目の疲れは残っており、ガンガン痛んだり、 重だるいことも。月経が始まった1日目も痛い。 こめかみや顔面が痛む。
  ・舌:尖紅、暗紫、薄白苔  

 

→全体的に良くなってきている印象があるが、 頭痛肩こりがまだ取れない。 血流を良くする薬のみでスッキリ取れないのは、 エネルギー不足による瘀血かもしれないと判断。胃腸が弱く、 血流を流す気が足りていないのかもしれない。次回の月経前1週間に、 補気(元気をつける)薬を足すことにする。 舌の状態はまだあまり変わらないが、顔色が良い。


続きます!

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