自分らしさを取り戻し、穏やかに笑顔で過ごすための漢方習慣

東京で漢方相談を行っています♪ こころの不調、月経前のイライラや落ち込み、月経痛などのご相談を承っています!

月経前の「不穏」は身体の問題?心の問題?

もう1ヶ月前の話だけど、、このツイートに思いがけず反響をたくさん頂きました!

 

「悩める全女子!一人残らず!!漢方をどうか服用してくれ!!!!!」と思って

わたしは日々発信しているのですが(笑)、

その理由は、

「『身体がバランスを崩している』ことによる"感情の起伏の激しさ"に対しては、

"根性" や "考え方/思考のクセ" や "心理的アプローチ" をどれだけ駆使して

改善しようと試みても、なかなか難しい」と心から思っているからです。

 

「イライラしたり/落ち込んだりするのは 全部、身体が整っていないせい!」

と言う気は毛頭にありません。

 

わたしの経験則として言い換えるならば、

「イライラしたり/落ち込んだりするのは、身体が整っていないのが半分、心理的要因が半分」です。

 

月経前の "不穏" がなぜ辛いかと言うと、

それが「自分の性格なのか、身体のせいなのか判断がつかない」

ところにあるのではないかと思います。

 

だからまず、"「身体のせい」でコントロールできない状態" を

取り除きましょう。わたしにできるのはそこです。

実際に、わたしのtwitterをきっかけに漢方薬を飲み始めてくださり、

月経前の諸症状が緩和され楽になった!と嬉しい報告を

頂くことが最近増えました。本当に嬉しい。。。

f:id:hamayu_kampo:20200724175503j:image

 

わたしも自分自身で漢方薬を何種類も試し、

「これだ!」と思うものに出会ってからは、

「”身体的なものによる"不穏」はかなり改善されました。

(し、気分が落ちることがあっても、「調子が良い時の身体の状態」と比べると

明らかに異なるため「わたしの性格や考え方が悪いのだ」と思う事はなくなりました。

「いまは身体を整えるのを優先しよう。

ただ、どんな出来事に対して敏感に反応したかは、ちゃんと覚えておこう」

と思えるようになりました。)

 

そうすると、残るは、「心理的課題」。

 

これは多かれ少なかれ誰にでもあると思いますが、

「こういうときに●●という感情になって辛い」

「いつも○○という行動パターンをとってしまう」

「人や状況や場所が変わっても●●が繰り返される」

など、自分が向き合うべき課題が、より明確になります。

(→これはプロの心理カウンセラーに相談しましょう)

 

 

「身体の問題か、心の問題かわからない」

と思っている方にはぜひ両面のアプローチを強くオススメします。

身体的なものに関しては、薬が合っていれば実感も早いですし、

半分の理由を取り除くことができるからです。

 

心と身体は複雑に絡み合っているので、そう単純ではないですが、

「自分を整えたい」「現状を変えたい」と思っているなら、

まずは身体を整えることを始めてみてはいかがでしょう。

人体のすごさについて語る!!!!〜腎臓編〜

漢方薬局に勤めている先生なら大体そうなんですが

定期的に勉強会のようなものがあるのですね

ここ最近はコロナでお休みになってたりzoomでの勉強会だったりで

落ち着かなかったのですが、

 

昨日、久しぶりに講義をちゃんと聴く機会があって、

腎臓と血流に関する勉強会だったんだけど、

「人間の腎臓まじすごい...!」

「そしてやっぱ漢方すごい...!(語彙力」と感動したので、

感動が消えないうちに皆さんに伝えます!!!!(鼻息

f:id:hamayu_kampo:20200608130716j:image

 

今回お話を聞いたのは、昭和大学薬学部で漢方薬などの

「天然医薬品」に関する研究を行っている川添和義先生。

生薬学に造詣が深く、北京中医薬大学に1年半留学されていたこともあるそう。

 

初めてお会いする方でしたが、とっても気さくな方で漢方愛が伝わってきて、とても素敵な講義でした。 

約3時間、色んなことを学んだけど、

わたしが皆さんに伝えたいのは以下の2つ!!!!!!

 

  1. "老化"とは余分なものが溜まっていくこと
  2. 医療の進歩はすごいけど、人間の身体はもっとすごい!

 

f:id:hamayu_kampo:20200608130731j:image

 

まず1について。

今回の講義は、「AGEs(=終末糖化生成物)」や「ROS(活性酸素種)」を例に挙げて、それらが増えると血管障害が起こることで、慢性的な炎症が発生し、老化につながるという話だったのです。「老化」は誰にでもおとずれる自然なことだけど、それらが過剰に増えると老化スピードが速まる、というイメージ。

 

AGEsというのは、聞いた事がある方も多いと思いますが

糖とタンパクにより産生される物質で、いわゆる「焦げ」。

 

ROSというのは、ストレスや紫外線や喫煙や高血糖や食品などが原因で作られる物質のことで、いわゆる「サビ」。

ROSは、白血球における免疫や抗菌機構などを持つものもあるから、

100%悪者ではないんだけど、過剰になると健康な細胞を傷つけるという側面を持っています。

 

これらは、我々が人間という物体として生きていく以上、

完全にシャットダウンできるものではないから

「いかに過剰発生させず、発生してしまったものに対しては、いかにして自分の臓器を守りながらケアしていくか」が大事になってくる。

そこでまあ、ある漢方薬を飲んでケアしましょうという話に

この勉強会ではつながるのですが(気になる方はご相談ください!)、

 

我々が普段の生活でできることは、もう皆さん耳タコのことです。

早く寝る、とか、過食をしない、とか、糖質の摂り過ぎを控えるとか、

ストレスを溜め込まないとか、とかとかとか。

 

でも1つびっくりしたのが、

その先生曰く「外から入ってくるものより、自分の内側で起こるもの方が強力でやっかいです」と!!!

「七情(怒・喜・憂・思・悲・驚・恐)の行き過ぎが何よりの問題です」と。

 

ふ〜むやはりいかに心穏やかに過ごせるかが大事ですね〜と話して

わたしのブログテーマでもある「穏やかに笑顔で毎日を過ごす〜」は人類共通事項だわねと思ったのでした。笑

 

f:id:hamayu_kampo:20200608130834j:image

もちろん講義では身体の話だったけど

これは心とか人間関係でも言える事と思い、、。

生きていく以上、自分を傷つけるものを100%避けることはできない。

しかも前述したROSだって、行き過ぎなければ人体にとって必要なもの。

ストレスが全くないのもストレス。

ほどよい緊張感があるからこそ物事が進んだり、

力を発揮したりできることだってある。

だから、日常生活でも

不快に感じるもの、嫌なもの、見たくないもの、傷つけてくるものを全部まるごと100%自分から遠ざけようとするんじゃなくて

それらをいかに過剰発生させず、発生してしまったら、傷ついた自分をいかにケアするかが大事になってくるのだと思いました。

 

身体にとったらそれが漢方薬だったり、日々の養生だったりするけど

心にとってのそれはー?

人によって違うけど、わたしにとってのそれは、

わたしが自身に対する態度であったり、信頼している人からの言葉だったりするのかなと。

皆さんにとってのそれは何でしょう。

 

余分なものが増えて、それに薄々気づいているのに

気づかないフリをして、ケアを怠り身体と心の声を無視し続けて

全てを溜め込み続けることが老化スピードを早めるのかなと思いました。

 

今までの自分の習慣を変えていくのはものすごいエネルギーがいることだから

すごく難しいけど(元気がないときはまずチャージが必要だし)

変えられるのは自分しかいないから、頼れる人に相談しつつ

take careしていくのが大事かな〜と思いました。

 

 

さあて 2つ目は、「身体はすごい!」という話。

 

今回、腎臓について改めて解説して頂いたんですが

なるほど!!と思ったことがあり。

 

慢性腎臓病が進行すると、自力で血中老廃物を排泄できなくなるから

人工透析」を行う必要が出てくるのですが

透析って腎臓に代わって血中の老廃物を除去するシステムで、

腎機能が全く無くなっても生命を維持できる。!すごい!

f:id:hamayu_kampo:20200608130902j:image

でも透析は、腎臓のような尿の再吸収機能がないから

(腎臓では作られる尿の99%は再吸収される)

生体に必要な物質が流失してしまったり、

尿の濃縮ができなくて体内の水分量が調節できなかったりするとのこと。

そして、透析していない期間は、腎臓で効率的に排出されるカリウムが蓄積されやすくなってしまい、高カリウム血症になることもある、と…

 

この説明を聞いて

医療や科学の進歩ってほんとにすごい

でも、本当にすごいのって人間の身体だなー、と。

普段、な〜〜んにも意識してないのに

勝手に尿を再吸収して必要な物質を溜め込んでくれるし

体内の水分量を自動的に調節してくれてるし

カリウムを効率的に排出してくれて、身体を守ってくれてるし…

 

最新の医療を持ってしてでも完璧には代わる事ができないこの大仕事を

自分の身体はやってのけてるんだって考えると

「わたしは何てすごい機能を兼ね備えた存在なんだろう…」と。

 

どんなに頭が良くて、どんなに完璧だと思われる機械にだって出来ないことが、

出来る身体の素晴らしさよ!しかも無意識に、自然に。

 

あと思ったのはそんなにも完璧な機能がうまく働かなくなるっていうのは

(大なり小なりあるけど、我々が考える「調子が悪いな〜」という状態)

身体にとってよほど何かの理由があるのだと思った。

「不調」という形で、何かを伝えようとしてくれてるんだろうなーと。

 

その体からのメッセージを無視せず都合よく解釈せず。

ちゃんと敏感にキャッチして立て直す、という選択を皆がとっていけるように

情報発信して行きたいなーと思います!

調子が悪いとき、どう過ごしますか?

思うように調子が出ないとき

体調があまり良くないとき

なんとなく気分が上がらないとき。

 

そんなとき皆さんはどうしていますか?

 

気づかない振りをする?

無理矢理にでも身体に鞭を打って動く?

カフェインや栄養ドリンクをガンガンに補給して、

テンションを上げる?

いさぎよく早く寝る?

f:id:hamayu_kampo:20200601182956j:image

 

わたしの話で恐縮なのですが、

わたしはそんなとき、「あ〜…調子が悪いな〜」と、まず思います。

 

「この感覚は身に覚えがあるな、生理前かなー」

「昨日お酒を飲んだから肝臓が疲れている?」

「最近、寝るのが遅かったっけ?」

「起きる時間や食べる時間、ここのとこバラバラだった?」

「味が濃いものや水を飲み過ぎて身体が重くなってる?」

「気圧低いかも...」

 

などなど、最近の出来事で思いつくものを考えたら

「まー、そういう日もあるか…」

と、諦めます。

 

無理に元気を出そうとしたり

「こんなのは自分じゃない」と否定したり

「いやいや、停滞している暇はない」と動き回ったり

抗うことはやめました。

 

そうは言っても生きていかなくちゃならないので

その日のテンションでできることを無理なくやる、と決めると

すこーし楽になりました。

(でも患者さんと話す場面は別!!そこはプロとして👹👹笑)

 

f:id:hamayu_kampo:20200601183049j:image

「いつでも明るくて元気で笑って活動的な自分」でいたら

愛される、受け入れられる、安心してもらえる、ということを

ずっと学んできたのだなーと思います。

 

頑張れない自分

弱い自分

テンションが低い自分

体調が優れない自分

笑えない自分

グズグズ聞き分けのない自分

そんな自分を全部全部押し殺して

無理をして笑って、明るく振る舞って、精力的に動いて。

全然何も感じていないような平気な顔をして。

 

本当の自分を見て欲しい

本当の自分を知ってほしいとずっと思ってきたくせに

自分自身は、自分のネガティブな感情から目を背けて。

 

月経前で感情がうまくコントロールできなくて辛いとき

母親に分かってほしかった

優しい言葉をかけてほしかったのに

今じゃ自分自身で、自身を厳しく扱って。

 

もう十分に頑張ってきた

辛い中で、よくやってきた

明るくなくても元気がなくても

もう誰も何も思わない、

無理して頑張って笑わなくても

大丈夫だよと

 

わたしは調子が悪いときは言い聞かせて

ゆっくりゆっくり過ごします。

 

いつでも精力的に動いてないと

なにかを得てる感覚じゃないと

何かを生み出してないと

元気で明るくないと、

不安になる方は多いんじゃないかなー

 

その根っこに何があるのか

考えてみても良いかもしれませんね☺︎

 

そして患者さんと話をするとき、

もちろん、どんどん良くなってくれたら嬉しい。

でも、その方の調子が悪いときも、どっしりと寄り添える自分でいたい。

 

「いつだって、どんなときも、調子良くいてほしい」

というのはわたしの傲慢でしかない、と思う。

それはわたしがいつも、されて苦しかったこと。

 

体質の見立てや薬の選び方が正確だったか?

他に選択肢は無かったか?

本当にそれがベストだったか?

を突きつけられるので苦しくもあるけど

それを受け入れて悩むのがわたしの仕事。

 

一番大事なのは、患者さんが「どう感じているか」を

正直に話してくれること。

「いつもいい状態でいること」を無意識で強要することは

患者さんを追いつめかねないと思うから。

「どんな状態にいても受け入れるし、どんなときも解決策を探していくよ」

という姿勢を、いつも貫いていたいなと思います。

身体からのサインを見逃さない?

"身体からのサイン"を見逃さないというのは

言葉にしてみると陳腐で、簡単そうに見えるのですが

実践しようとするとなかなか難しい気がする。

 

それは、そのサインは自分にとったら"よくあること”だったり

"当たり前"だったり”こういうものだ”と諦めていたりするから。

あとは、往々にして「自分はまだ大丈夫」「まだやれる」「こんなんでだめになってたらだめだ」とか、そういう風に思う人が多いからではないかと思う。

我慢強い人ほど、真面目な人ほど、身体のサインに気づきにくい。

f:id:hamayu_kampo:20200518144225j:image

 

わたしも中医学を学び、この世界に入るまで驚くほど自分の身体に鈍感だった。

 

高校時代、ストレスや疲れが溜まってくると口唇ヘルペスが必ずできた。

「またか…こんなんでできるなんて、なんてもろい身体なんだろう」

と、痛みを我慢して部活で楽器を吹き続けた。

 

またあるときは、ほとんど毎晩、信じられないくらいの量の飲食をし

毎朝吐き気と胃もたれで目覚めるのも普通になり、

浮腫んだ顔にも見慣れ、何の違和感も持たなくなった。

 

昔は朝ご飯を食べる習慣がなかったから

午前中に力が入らなくてエンジンがかからないのも当たり前だと思っていたし、

(朝ご飯を食べるようになって、その違いに、本当に驚いた!!!)

人前で話す時に心臓が飛び出そうなほど動悸がして顔が火照り平常心でいられないくらい取り乱すのも、"これがわたし"だと思っていた。

月経前にやってくる憂鬱なんて中学生の頃からで

母親に訴えても理解してもらえなかったから

そんなもんなのか、わたしが弱いだけなのかな、と思っていた。

 

そうやって「それが普通」になっていく。 

 

 

今は仕事柄、もう少し鈍感なくらいがいいのかな?と思うくらい

少しの不調にも敏感になってしまったけど(笑)、

養生をはじめ、漢方薬を飲み

「自分にとって良い状態」がどういうものかを知れた、というのが大きいと思う。

f:id:hamayu_kampo:20200518144536j:image

何を心と身体のバロメーターにするとわかりやすいかな?と考えていたのだけど

「明日の朝が来るのが楽しみ」という感覚なのではないかな〜と最近思う。

心と身体のどちらもうまく行っていなければ、この感覚は得られないのではないかな。

心のバランスが取れていても、身体がボロボロなら、もうずっと眠っていたいだろうし

身体の調子が良くても、心がボロボロなら、朝なんてきてほしくないだろうし。。

 

「毎朝起きて生きられる事が心の底から嬉しい」

と思える人が増えるといいな〜という想いで相談をしているから

もし「そんな風に思えないな」というのであれば

心や身体のどこかを立て直すことを考えてみてもいいのかもしれないと思う。

言葉について。

最近とても有難いことに、「言葉に癒されています」とか、「心に沁みます」と、メッセージをくださる方がいらっしゃり、少しでもそんな方がいるなら、細々ながらTwitterやブログを発信していて良かったなと思う。

 

わたしは言葉のプロではないし、心のプロでもないけど、ほとんどの言葉を、「あの頃の自分」に向けて、どうにかここまで這い上がってくるようにと、願いをこめて綴っているから、それが誰かの心に響くことがあるのかもしれない。

 

日常生活のなかで、「その人はいまどんな段階/状況にあり、どんな言葉/声かけが必要なのか」を明確に分かって、声をかけてくれる人はいない。なぜなら、人間関係は対等だから。あなたの成長をずっと側で見守り、必要なときに必要な声かけをし、あなたのペースを守り、必要なときに手助けをし、必要以上には手を貸さない、、、なんて、対等な人間関係ではあり得ない。唯一それが許されるのは親と子、なのだと思う。(上司/部下ももしかしたら似たような構造になるかもしれないけど、生身の人間にそれを期待するのはかなり厳しいのではと思う。)

だから、大人になってそれを望むなら、カウンセリングやコーチングなどプロの手に頼るしかないと思う。

(わたしは身体に関しては、それに近いことをやっているのかもしれないと思うし、できるだけそうでありたい。その人にいま何が足りていなくて、何が余ってしまっているのか。何が原因で本来のその人らしさを失くしてしまっているのか、考え、分析し、寄り添い、薬を出して回復に導いていく、、、)

 

大人になったいま、そんな力を持つ言葉達というのは自分で見つけるしかない。だから多くの人が本を読み、ブログを読み、会ったことも話したこともない人の言葉に癒され、励まされ、毎日を生きているのだと思う。

 

f:id:hamayu_kampo:20200422230206j:image

 

本好きな人は皆感じることなのかもしれないけれど、活字や行間が発する雰囲気というのは、その書き手が胸の内にひっそりと大切に持っている"想い"というのが滲み出て、なぜか隠しても隠しきれない。この感じは何なんだろう、、いつも思うけど、ほんとうに不思議。

 

わたしはある人の小説が好きで、よく読んだ。泣く場面ではないのに、なぜか涙が止まらなくて訳が分からなかったことがある。

ある日、その人が何かの雑誌のインタビューで、「どんな人に向けてどんな想いを持って小説を書いているか」という質問に答えていて、絶句した。

わたしがその人に惹かれている理由が心の底から理解できた。

書き手の想いというのは、決してごまかすことはできない。全て出てしまう。心の深いところでつながって、ときに自分の根幹を揺るがすくらいの衝撃を残す。もうこれは身に染みて分かってしまった。

 

だから、冒頭で述べたように、もしわたしの言葉に何かを感じ、心を動かされた方がいるなら、きっとわたしが救いたいと思っているあなただから、どうか自分を諦めずに、ここまでおいで、と思う。実際に会わなくても、相談を受けなくてもいいから、諦めずに生きてて欲しい。わたしはわたしで、どんどん先を歩いて、こんなに楽しいことがあるって道を示せたらいいなと思うし、深い海の底もいいけど、こっちも楽しいよって、わたしの生き方で示せたらいいと思う。

不安感との向き合い方

f:id:hamayu_kampo:20200420151110j:image

「不安感」というのは誰もがもつ感情ですが、行き過ぎるときつくなりますね
漢方では、いきすぎた不安感を、「心(シン)の病態」、と考えます。

不安になる、焦る、ドキドキ動悸がする、ソワソワしてなんか居心地が悪くなる、泣きたくなる、眠れなくなる、眠りが浅くなる、夢が多い、忘れっぽくなる、落ち込む....など。

これらを中医学では「心の病態」と捉えて、「心」を安心させる漢方薬を用います。
たまに、相談中に泣いてしまう方がいらっしゃるのですが、
こういう方に「心」を落ち着ける漢方薬を用いると、
次回こられたときの表情が和らぎ、元気になっているのがわかります。

f:id:hamayu_kampo:20200420191534j:image

とくに、そのような場合は、
「心」の「血(ケツ)」が足りていない状態と考えるのですが、

見た目の特徴としては(あくまでも教科書的に)、
▶顔が白い▶舌の色が淡い(血色がない)▶目に力がない
などが挙げられます。

…「血(ケツ)」という言葉、、
「イライラ」の回でも出てきたのを覚えていますか?
そう!その「血(ケツ)」です。
「イライラ」のときは、「肝血(カンケツ)」という言葉として紹介しましたね。

「肝血」も「心血」も、根っこは同じものなのですが、
中医学の五行学説の考え方では、「『肝』の子ども」が「心」なので、
肝血が減ると、自ずと心血も減っていきます。
どのような症状が出ているかによって、
どっちの臓器が特に不調をきたしているのかを探りながら、薬を選んでいきます。

「血(ケツ)」を補うために自分でできることは、
この回を参考にしてみてくださいね。
あと、食べ物だったらこの前のツイート↓↓も参考になるかも!

 
「心」を安心させる漢方薬は、例えば、

▶帰脾湯(キヒトウ)
…もともと胃腸が弱いため自分で「血」を作り出す力が弱く、不安感などの「心」の病態に付随して、胃腸症状を持つ方に用います。配合生薬は、胃腸を元気にしてエネルギーを補う「人参/党参」「黄耆」や、気持ちを安定させる「酸棗仁」「遠志」「竜眼肉」など。他にも不正出血や、内出血しやすくあざができやすいという特徴を併せ持つ場合があります。

▶甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)
...ぼんやりしたり、ソワソワしたり、泣きたくなったり、焦ったり、びくびくしたりと、とにかく「心」が落ち着かずに行き場を失った「臓躁(ゾウソウ)」と呼ばれる病態のときに用います。入っている生薬は、甘草、小麦、大棗(なつめ)の3つ。甘いのでとっても飲みやすい!「漢方薬は苦い。」はとってもとっても短絡的!生薬が違えば味も違うわよ〜

酸棗仁湯(サンソウニントウ)
...肝血が不足し、心にまで影響が及び、不眠や夢が多い、よく目が覚める、動悸がするなど心の症状が出てきているときに用います。血が不足すると「足りない事による」熱が発生するため、寝る時に火照りを感じる、口の渇き、喉の乾燥感などがあらわれる場合もあります。

と、他にも様々な漢方薬があるのですが、
その方の主訴や症状を総合的に見ながら選んでいくので
「これを飲んでみたいな!」と思われた方でも、
一度必ず相談してみてくださいね。

* * * *

がしかし、体調どうこうではなく、「現実的に(経済的な面、社会的な面などで)」心配が絶えずきつい時期、というのは、いくら漢方が良いものだとは言っても、現実を変える魔法の粉ではないので、それを前にすると無力だな...とも思ってしまう。
それでも、心労や疲れによってくるものには確実に効果があり、立ち向かう基礎体力は補えると思うから、辛い人は1日1包でもいいから頼ってほしいとも思う。、、、

あと、漢方飲んでも、身体をしっかり整えても襲ってくる不安感というのがあるのなら、また違うアプローチの治療が必要だと思うので、「漢方だけが絶対!漢方飲んでりゃ大丈夫!不安感は全部身体のせい!」と盲目的に思わない方が良いのかなと思います。わたしはこれに気づくのに7年くらいかかった(笑)!心と体の両面からの治療を行なっていきましょう!

 

この部分までケアできれば良いのですが、わたしはそのプロではないので、残念ながらできません…。自分が経験して思った事については発信したりしていきたいなぁと思っています!


身体面に関して、真剣に向き合い、少しずつ関係を築きながら、良くなっていく過程をちゃんと側で見ていようと思っています。


今日はここまで。読んでくださり、ありがとうございました。


☆。.:*:・'♪゜★。.:*:・'♪゜☆。.:*:・'☆

漢方相談を受けてみたい方はこちらから
※現在濱田の相談はご新規さまストップさせて頂いております🙇‍♀️申し訳ありません※

★お問い合わせフォーム★

 

★吉祥寺東西薬局HP★

TEL 0422-47-9646

営業時間:月〜土 9:30〜19:00

定休日:日曜・祝日
☆。.:*:・'♪゜★。.:*:・'♪゜☆。.:*:・'☆ 

我が心の台湾🇹🇼

昨年の12月に台湾に行った時の話。🇹🇼

少し他のと毛色が違う記事ですが、いま外に出れないから少しでも旅行気分をお裾分け。(自分が浸りたいだけなのは秘密..笑)

こんな感じの記事もだらだら書いてみたくて。。ちゃんと本気のやつも書くから箸休め的に読んでください。笑

 

f:id:hamayu_kampo:20200412214647j:image

 

去年の自分の誕生日に、台湾に行ったのです。(๑・̑◡・̑๑)

 

わたしの好きな作家の「さくらももこ」さんが、

「20歳とか30歳とか節目のときの誕生日当日の過ごし方が、次の10年の過ごし方になる」と言ってたのを、むかーしむかしに読んだことがあって。

20歳の誕生日も意識して過ごした。振り返ってみると、本当にそんな10年だったな。

 

今回の節目の誕生日は、「自分の好きなこと、心がワクワクすることを、自分の力で切り開いて、体験する。自分を喜ばせる。」をテーマにしよう!ということで、1人で台湾に行きました。🇹🇼

 

f:id:hamayu_kampo:20200412230622j:image

 

台湾には、前職の同期である"えがちゃん"が勤務しており、

合流してご飯を食べよう!ということになっていました。

 

彼女は結婚してるけど、単身で台湾に滞在し、台湾支社を1人でこなすツワモノ。色んな生き方があるねぇ。シミジミ

えがちゃんは入社前から縁がある、大好きな友人の1人。

 

f:id:hamayu_kampo:20200412233640j:image

台湾にきて感じたのは、自然の力強さ。生命力。街を散歩するだけで、なぜか元気になれる。"観光名所"になんて行かなくても、街を歩くだけでパワーを貰えた。

 

もともとわたしは、暮らすようにその国を旅行するのが好きで、

むかし、ニューヨークに行った時もニュージーランドに行った時も、3週間くらい滞在して、電車に乗ったり歩いたり、地元の人しか行かないような店に行ったり、夜中の地下鉄に乗って家に帰ったり、近くのスーパーで買い出しをしてご飯を作ってシェアハウスで友達になった子と食べたり。古本屋で大好きな映画の本をたまたま見つけて買ったり。

そんな風に、その土地を感じるのが好きでした。いまはそんな風に長期で行けないけどねぇ。

 

台湾でやること!は、事前にいくつか決めていたけれど、ガチガチに予定を組むことはしていなくて。

 

今回は地下鉄に乗らずに、ほとんど歩いて移動。えがちゃんが中国語を話せるから、タクシーには少し乗った。

 

まずは迪化街へ!迪化街には漢方薬局がひしめきあってるから、そこで色々物色したくて、行くと決めていた場所でした。

 

まずは腹ごしらえ〜

f:id:hamayu_kampo:20200413001309j:image

四神湯と言われるスープ。はとむぎが入ってるね!
f:id:hamayu_kampo:20200413001305j:image

わたしの愛する魯肉飯。それと肉包。

えーと...うん、最上級に映えない。(いちお、これ、年頃女子の台湾レポートだよ🥰)

しかしこの時点でわたしの胸の高鳴りは最高潮へ(これはマジ。

どんなに高級な料理もこれらには敵いません。(結構本気でゆってる。

f:id:hamayu_kampo:20200413001503j:image
f:id:hamayu_kampo:20200413001314j:image

↑あ、これがえがちゃん。可愛いでしょ。
f:id:hamayu_kampo:20200413001322j:image

美肌カメラは心の友。

 

ここは迪化街の入り口のところで、お店で買って、外のスペースで食べるの。

何度も言うけど、わたしは魯肉飯と肉包があれば生きていけると確信しました。このあと、魯肉飯の素モト てきなやつも買ったし🥰🥰↓↓

f:id:hamayu_kampo:20200414224202j:image

 

迪化街には漢方薬局がそれはもう、至るところにひしめきあっていて、というかほとんど漢方薬局なんじゃないか?と思うくらい、辺り一面、漢方薬局でした!!

f:id:hamayu_kampo:20200414225524j:image

しびれるぅ〜〜〜🥰🥰🥰
f:id:hamayu_kampo:20200414225507j:image

黒木耳.........🥰🥰🥰
f:id:hamayu_kampo:20200414225515j:image

煎じ薬作ってたよ😳
f:id:hamayu_kampo:20200414225520j:image

f:id:hamayu_kampo:20200414225512j:image

↑、、、この、くるみ棗を買わなかったことだけが心残りで、あのとき決断しなかった自分を呪ってます。4ヶ月経った今でも。。(白目
f:id:hamayu_kampo:20200414225529j:image

山芋の粉だって。毎日少しずつ飲むと良さそうだね!

 

f:id:hamayu_kampo:20200414230252j:image
f:id:hamayu_kampo:20200414230302j:image

漢方薬局多すぎて、さすがのわたしでも疲れてきたんだけど、えがちゃんはこの笑顔でずっとついてきてくれました。。天使なのか君は😇

 

そして.......
f:id:hamayu_kampo:20200414230256j:image

この棚を見たときに、言葉を失ったよね。。。興奮しすぎて直視できなかった。変態...?と思うでしょ?違うの。カンポーしてる薬局の先生なら、絶対に同じ気持ちになるから。。。

しかもこれが日本と比べ物にならない価格で売ってるんだ。。

失神しそうになりながらも、通訳えがちゃんを交えて、この棚の前で小一時間滞在。途中から店員さんが椅子とお茶を持ってきてくれて(!)、和やかな雰囲気に包まれながら、ゆっくりカンポー選びを堪能しましたとさ。笑 えがちゃん。付き合ってくれてありがとう。マイエンジェル...😇

 

その後、マイエンジェルとお茶へ...↓台湾のカフェってめちゃめちゃお洒落なのね!

f:id:hamayu_kampo:20200414232528j:image

 

夜ご飯はわたしの希望によりショウロンポーと餃子を🥟😋
f:id:hamayu_kampo:20200414232535j:image

↓このさ、棒状の餃子、わたし、ため息でるくらい好き。。たれに結構ニンニクがきいてるんだけど、ほんとーーーーに美味しいんだ。。。🤤
f:id:hamayu_kampo:20200414232510j:image

↓サイドメニューは自由にとれるよ
f:id:hamayu_kampo:20200414232547j:image

↓加工アプリは永遠の友。
f:id:hamayu_kampo:20200414232523j:image


f:id:hamayu_kampo:20200414232514j:image
f:id:hamayu_kampo:20200414232542j:image

そう、今回、誕生日1人旅だったから、どーーーしてもホテルは妥協したくなくて、少し良いとこに泊まったのですね。

(12月だからクリスマス飾り🎅🎄🥰かわいいでしょ🥰)

 

でね、えがちゃんとサヨナラして、ひとり部屋に帰ったら.............

f:id:hamayu_kampo:20200414232538j:image

部屋の机の上にバースディメッセージが😭😭😭😭😭😭笑笑笑💕💕

誕生日をシェラトンに祝われた😭😭😭笑笑

嬉しみが深すぎて、シチュエーションにわらけてきて、最高にハッピーな気持ちになりました。

こんな粋な計らい、すごいかわいいし、日本語で書いてあるのも可愛いし、たまらん嬉しい。。。笑笑 


f:id:hamayu_kampo:20200414232518j:image

そして、ゆっくりお風呂に入ってクタクタな身体を休めて、その日に買った戦利品をベッドに並べて、穴があくくらい眺めて(怖)、広いベッドで大の字で寝るという、贅沢。

 

いま思い出しても最高な誕生日だったなー。しみじみ。

 

誰になんと言われようと好きなもの、最高に笑顔になれるもの、を突き詰めることこそが、自分はもちろん相手もハッピーにするんだとわたしは思っています。だから、ふざけたようにいつもニヤニヤして、楽しいことを探していたいな。

 

あなたの好きはあなたが1番わかってるはず。分からないよーって人は、分からないんじゃなくて、忘れてるだけ。

誰かが決めた「好き」や「普通」なんて取っ払っちゃえ。

小さい頃に好きだったこと、好きだったもの、ワクワクしたこと。どうか思い出して、いつでもあなたらしく生きられるといいね。もちろんいつもそんな風ではいられないこともあるけど。

 

映えなくても魯肉飯が好き!!!!!とわたしはいつでも胸を張ってたいな。(だって本当のことだし😋)

 

ふざけたブログにお付き合い頂きありがとうございました😇 ゆーあーまいマイエンジェルとぅー😇笑笑

まだまだ台湾の思い出あるから、気が向いたら続きを書こうかな😋今日はこれでおわり。